CIAの秘密組織SD-6で働くスパイ、シドニー・ブリストウ。でも実はSD-6は国際的な犯罪組織アライアンスの一支部だったという真実に気づき、CIAの二重スパイとして働くという設定のアクションドラマ。
第1話がよくできてます。長いシーズンを見続けるかどうかは最初の回にかかっていますがつかみはすばらしいです。赤いカツラはやりすぎだとおもうけど。
このシリーズの見どころはシドニーのコスプレ。007シリーズやミッション・インポッシブルシリーズなどスパイ映画などではあちこちの環境にとけ込むためいろんな衣装でいろんな国の人になりきるシーンが王道ですがエイリアスでも毎回必ず登場します。主役が女性なのでセクシー衣装もいっぱい。
シーズンは第5シーズンまで。ドラマシリーズはむりやり長引かせるとたいてい主人公の親やそれまでまったく語られなかった兄弟が登場しますがエイリアスもまたどんどん親戚が増えてきます。話もSF的になって現実とはどんどんかけ離れていきますが、コスプレアクションドラマとして見れば気にすることはありません。
制作はJ.J.エイブラムズ。このあとLOSTを大ヒットさせ、映画にも進出します。でもいまのところエイリアスがいちばんおもしろかったとおもいますね。
日本のシーンはいまいち
事件はワールドワイドに起きてるので、当然海外に出張するシーンもたくさん出ます。でもテレビドラマなのでロケするお金はない。セットで撮影するわけです。日本が舞台になる回も出てきますが、海外の映画で出てくる日本とおなじくやっぱりどこか変。ジェニファー・ガーナーも日本人になりきるわけですがこれまたどう見ても日本人にはなれてない。どうしてあれでだませるのか不思議です。そういえば007でもショーン・コネリーが日本人になりきる映画がありましたね。
でも日本人が日本のシーン見るとおかしいと感じるってことは、イタリアやフランスのシーンも現地人から見ると笑っちゃうぐらい変なのかな。
ゲスト出演が豪華
ドラマが人気になると映画俳優がゲスト出演することもよくあります。エイリアスはそれが多かった印象がありますね。
たとえばクエンティン・タランティーノ。彼はドラマ好きのようで、気に入ったドラマは演出したり出演したりします。そしてそういう回がまたやたらおもしろいんですね。エイリアスでは2度も登場。タランティーノの演技力は疑問ですがおいしい役を持っていきます。
そのほかフェイ・ダナウェイ、ルトガー・ハウアー、イーサン・ホークなど数多くの映画俳優が出てきます。ジェニファー・ガーナーの夫ベン・アフレックも出てほしかったですね。