映画「ソーシャル・ネットワーク」は業界の人全員見るべき
Facebookを題材にした「ソーシャル・ネットワーク」を見た。Facebookもマーク・ザッカーバーグもほぼみんな実名で出てくる。でもあえて本人の評判を落とす必要もないという配慮から何人かは名前が変えられてるキャラクターもいるらしい。
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Facemash、Facebookの誕生にまつわるダイナミックなシーンは、スリリングであぶなっかしいアメリカのベンチャー企業の勢いを表現していて、特にIT業界で働くものにとってはにやりとしてしまう。
一方でIT以外の人には専門用語云々を別としても、理解してもらえないかもしれない。テレビや新聞が何かにつけてネットを悪者にしようとするように、ITに対して嫌悪感を抱かせる可能性もある。
ザッカーバーグ役のジェシー・アイゼンバーグは、早口さといい、どこか子供っぽさが残るところといい、ザッカーバーグをうまく演じている。
ジャスティン・ティンバーレイク演じるショーン・パーカーとの初ミーティングのときのそわそわした感じもよくわかる。Napsterのパーカーっていったら彼にとってはビル・ゲイツの公演を聞くよりずっとわくわくしたんだろう。
アメリカほどFacebookが普及していない日本では映画がきっかけでユーザーは増えるんだろう。でも基本的にはフィクションであるこの映画のせいで、変な印象がついてしまうともったいない気もする。
プログラマは見たあときっとプログラムを書きたくなる。起業家もいっそうやる気が出るはず。まちがいなくWeb業界の人は見るべきだ。