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ハート・ロッカーとアバターとエンターテイメント

10 March, 2010 (23:18) | movie | By: akhy

オスカー授賞式の夜、人々がストーリーを話してしまわないうちにハート・ロッカーを見に行った。

有楽町はほぼ満員で先頭の列しか空いていなかったのであきらめ、お台場へ。こちらはガラガラだった。時間の違いなのか、場所柄なのか。

テーマは重く、過剰な演出はない。ドキュメンタリー映画みたいに静かで淡々と、ときにショッキングに進む。ときおり不安定な音程の効果音が自分がイラクにいるかのような張り詰めた空気を演出する。ダークナイトでも似たような演出を見たな。

戦争映画はふつう派手なアクションがあったりして、リアルな中にもエンターテイメント性があることが多い。それに比べハート・ロッカーでは映画っぽいアクションがない。音もなく突然味方が撃たれたりする。遠くから撃たれたときは音よりも先に弾丸がとどくのかな。えっ、とおもう間もなく、ばたりと倒れるのでどこから狙われてるのかもわからない。まさにその場にいるような臨場感がおそろしい。

リアリティがありすぎる反面、エンターテイメント性がなさすぎる。映画は真実を伝えるところも必要だけどエンターテイメントでなければだめだともおもうんだよな。だから何度も見たいとおもわせる映画ではない。でも1度は見るべき映画ではある。

オスカーの対抗軸はアバターだった。作品の性質も真逆。環境だったり戦争だったりというまじめなテーマを扱っていながら、きっちりエンターテイメント映画にしている。

でもアバターはやっぱりストーリーが薄かった。エンターテイメントに徹するためにあえてそうしているのかもしれないが、ハート・ロッカーのおそろしくハードな内容に及ばないのは当然だった。

結果的にオスカーはハート・ロッカーが圧勝。映像面では受賞したもののアバターは記録上完敗した。ただ、アバターが3D映画の世界への第一歩を踏み出したのは事実だし、たった3部門の受賞に終わったという表現だけでは語れない功績はあったとおもう。

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