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映画「シリアナ」

24 July, 2006 (09:29) | movie | By: akhy

「トラフィック」の脚本家スティーヴン・ギャガンが監督した社会派スパイ映画。原作は元CIA工作員ロバート・ベアの著書「CIAは何をしていた?」だけど細かいストーリーは違うらしい。

難しそうだな、というのは見る前から予想していたけれど、予想以上。そもそも登場人物がわからない。はっきりとした人物紹介があるわけではないのでアメリカ人もわからないが、アラブ人は名前と顔が一致しないからもっとわからない。最後のほうになってようやくわかってきたというかんじ。


せりふは極端に少ない。派手なアクションもない。それだけにリアリティを感じるし、社会の裏で起こっている出来事のひんやりと冷たい恐ろしさが感じられる。ただエンターテイメント作品とはなっていないのでちょっときつい。問題意識を持った人があえて見るくらいで、一般的な観客には届かないんじゃないかなあ。ジョージ・クルーニーが別の作品で「アメリカではむずかしい映画はヒットしない」と残念がっていたけれど、むずかしい映画をわかりやすく伝えていくことも大事なのではないかなあともおもう。

この作品をアメリカが作ったということ、そしてアカデミー賞にノミネートされたということはすごい。少なくともアメリカは自分の国に問題があることを自覚しているんだろう。
映画がどこからかの強い圧力により制作できなかったり、内容を変えさせられたりしないところが、昔のアメリカとはちがって「自由」なのだな。これもまたアメリカの強さというか力なのだろうなあとおもう。

ところで「シリアナ」ってどういう意味なんだ?ということで調べてみた。イラン、イラク、シリアがひとつの国家となった場合の想定名称なのだそうだ。なるほど。

シリアナ

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