模倣犯
年末に日本テレビで夜中やっていた映画「模倣犯」を見た。SMAP中居くん主演、監督森田芳光 、原作は宮部みゆきのベストセラー小説。終盤のクライマックスシーンがひどいというか笑えるというのは公開時に聞いていたので覚悟していたが最後だけでなく全編通して実にひどかった。
原作が長いので2時間に収めるのに苦労しているのはわかったが、ひとつひとつの事件の描き方が浅すぎる。せっかく被害者の役者たちは素朴でいい味を出しているのに、彼らが理由もなく無残に殺されていくやるせない気持ちとかがまったくなく淡々と進んでいく。
テレビやケータイ、ネットを巧みに使ったいまどきの犯罪という設定で、メディアに対して訴えたいことがあったんだろうが伝わってこない。テレビを悪者にするには日テレのスポンサードを受けてる時点でむずかしかったのかもしれない。
暗い映像と小さい画面が多用されていたが森田監督はこういう撮り方がすきなんだろうか。同監督作の失楽園も似たような映像だった。ちなみに失楽園も話題になったわりにはつまらない映画だった。
なぜこの監督が業界で評価されるのかまったく理解できなかった。amazonのレビューを見てもみな星ひとつ。作り手と見る側では評価はこんなに変わるものなのだろうか。海猫も期待できないな。