ジョージ・ルーカスの監督としての力量
スターウォーズの監督として富も名声もゆるぎないジョージ・ルーカス。でもそれ以外の作品はあまり目立たない。他にはどんな作品を監督しているのか。
実はルーカスは監督として参加した作品はかなり少ない。
THX-1138(1971)
アメリカン・グラフィティ(1973)
スター・ウォーズ(1977)
といった初期監督作品は評価も高くすばらしいが、その後スター・ウォーズ エピソード5、6の監督は他の監督にゆずり自分は製作総指揮に退いている。
SW以降は製作総指揮として多くの作品を手がけるものの、ヒット作はインディ・ジョーンズシリーズぐらい。90年代終盤スター・ウォーズの特別篇をリリースし、エピソード1~3を監督したが出来はいまひとつ。
製作総指揮をした作品の評価を見てもSW新三部作の評価を見ても、ルーカスの映画監督/製作総指揮としての技量はもしかするとそれほどすごくないのかもしれない。インディ・ジョーンズシリーズがうまくいったのは、パートナーにスティーブン・スピルバーグがいたのが大きい。
ルーカスはドキュメンタリー出身らしく、脚本の段階ではあいまいな部分が多い。細かいところは現場で決めるし撮り直しも頻繁という、スタッフ泣かせの監督だ。DVDの特典映像で本人も語っているように、細部にこだわって映像を作ったり編集したりというほうが向いているように思える。
それでもスター・ウォーズの評価は30年経った今でも変わりなく高く、映画史に残したものはとても大きい。サウンドシステムTHXや映像編集をてがけるILMの設立など、映画製作面でのビジネス的な功績も大きい。
「映画監督」という枠組みではカテゴライズできない不思議な、それでいて偉大な人物だとつくづくおもう。
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