宇宙戦争(オリジナル版)
近日公開される宇宙戦争(監督スティーブン・スピルバーグ、主演トム・クルーズ)のオリジナル版。原題 The War of the Worlds、制作は1953年、原作はSFの父H.G.ウェルズ。
映像はいかにも昔の特撮という感じで今の技術にかなうものではないが光と影と音楽を巧みに使って恐怖を十分に表現している。最初に姿を現したときの赤い目が不気味。
すでに数多くのSF映画を見てきているのでストーリーに目新しさはないが、インディペンデンス・デイやマーズアタックなどのSF映画が宇宙戦争に影響を受けていたのは明らか。パニック時のセリフはタイタニックでも出てきた。
公開当時には設定自体が画期的でそれだけでも価値があったのだとおもう。その分エンディングの唐突さがちょっとあっけない。
いまの時代にスピルバーグがリメイクすれば当然映像はすごいものになるだろうが、オリジナル版と違って、火星人襲来という設定だけでは満足できない。その中にうごめくドラマをどう表現するか、またエンディングをどうするのかが注目。スピルバーグのここ数年の作品はやや期待はずれなものが多かったが、得意のSF映画で見事なカムバックをしてほしい。