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佐藤琢磨の本音

22 September, 2005 (00:44) | f1 | By: akhy

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Number637号はF1特集。巻頭特集は佐藤琢磨のインタビューだった。

F1ドライバーは自由に発言できない。チームとの契約で余計なことをしゃべってはいけない。記者会見ではレースでの事実を淡々と説明し、チームメイトやメカニック、パートナー企業への感謝の言葉に終始する。

今シーズン佐藤琢磨にはいろいろなことが起こった。序盤の不振、復活したと思ったらレギュレーション違反でポイント取り消し、2レース出場停止、ミシュランタイヤ問題によるレース棄権。そのたびに言いたいことはたくさんあったろうに一言も発しなかった。

これまでテレビでのインタビューでは常にポジティブで笑顔を絶やさなかったが内心はおだやかではなかったことが今回のインタビューで明らかになった。精神的にかなり追い詰められ、ぎりぎりのところで耐えてきたようだ。そんな中で支えてくれたエンジニアの姿が感動的だ。とかくマシンの闘いに見られがちなF1だが、闘っているのは間違いなく人間なのだと再認識させてくれる。

それでも自ら逆境での強さを訴え、逆風の中から這い上がることを自らに言い聞かせている。おそらく来季BARにシートがないことをわかってのコメント。トレーニングを続けることで安心材料とする、それがなくなって芯だけになったらだめになってしまう、と自身の弱さを認めている。痛々しいが、その姿に本当の強さが見える。

勇気を与えられるいいインタビューだった。

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