ポイント争いの後に
速いのに勝てないマクラーレンのライコネン。多少競争力はなくてもしたたかにポイントをかせぐルノーのアロンソ。ふたりの明暗はくっきり分かれ、早くも勝負は終わったという感が強い。
昔、アイルトン・セナとアラン・プロストが争っていたときのようだ。セナは速いがミスも多かった。優勝かリタイヤかといった危うさが魅力だった。プロストは正確で冷静、ミスをせず優勝できなくてもきっちりと2位を押さえる。どちらのドライビングが魅力的で人気があったかというと当然セナだった。
今年のライコネンはポイントだけ見ると浮き沈みが激しく、安定してポイントを稼ぐアロンソに水をあけられている。でもそれはマシントラブルによるところが多くライコネンは本来安定した走りで2位を積み上げていくタイプだ。去年M.シューマッハと争ったときもそうだった。
おそらく2005年シーズンチャンピオンはアロンソになるだろう。このままだとミスのない走りをするドライバーばかりになってしまう。こういううまいドライバーが多くなってきている反面、コース上のバトルが減っているのかもしれない。
かつてのセナのような魅力を持ったドライバーは現役では佐藤琢磨とJ-P.モントーヤぐらい。ポイント争いの興味が薄れる後半こそが彼らの見せ場だとおもう。今週末は抜きどころのないハンガリー。だからこそあえてバトルを期待したい。
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